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パラノイア「鋼鉄弾たちの挽歌」 2008年末 GM:リノシー

*ある市民の日記(レッドクリアランス市民は日記の所持を禁止されています!)
γ(ガンマ)コンプレックスで幸福な毎日を完璧に送っていたある日、
他の数名の市民とともにトラブルシューティングの呼び出しがかかった。
第三演習場内第三会議室に20分後に集合ということだ。
時間には余裕があり、問題なく第三演習場に入り、問題なく第三会議室につき、私は問題なく待機していた。
集合5分前に会議室に掃除用ボットが入ってきて「この会議室を4分59秒掃除します」と言ってきたため、あの手この手でどうにか時間通り会議室に待機しようとしたが、結局クローンナンバーが1増えた。まぁ問題ない。

時間通りに現れた眼帯を付けたクリアランスグリーンの男Oni-G-Unsouによると
今回の任務は「第三回短期集中未経験者対象コミー撃滅訓練」へ参加して訓練の有効性を証明するといううことだ。やりがいのある訓練に幸福を感じながら私は以下のような訓練に参加した。
 ・基礎訓練
 1周1キロのコースを軍人とともに三周する。ペースが速く1周目では心臓マヒで倒れる市民もいた。そんな鍛え方が足りない不健康な体は反逆者である証拠であると、私は過呼吸になりながら思った。
  
 2周目では屋台が横を並走し、素晴らしい商品を販売してくれた。(何故か軍曹はゆっくり走ってくれた)
おすすめ商品は通常の半額で売る防弾ベストだ。購入すると目の前で半分に引き裂いて渡してくれた。ゆっくり走る軍曹は何か屋台からリベートを受け取っていた気がするが多分、幸福感が見せた幻覚だろう。
  
 3週目では新兵器開発課の屋台が横を並走し、素晴らしい新兵器を貸してくれた(何故か軍曹は以下略)。私は銃器強化アンテナ改を貸してもらった。宇宙から毒電波を受信して出力を上げてくれるらしい。
  
  そんなこんなで基礎訓練は幸福に終了した。

 ・射撃訓練
  Willi-R-Tell式射撃訓練というものを行った。ペアで頭の上に乗せたゴムボールを撃ち抜きあう訓練法だ。
  ビームガンを投擲してボールを撃ち抜く者、ボールを狙わずヘッドショットをとる者等、皆で訓練を楽しんだ。

 ・チームワーク訓練
  これまでの訓練の結果によって役割が割り振られ、全員で協力して手榴弾を使うという訓練である。
  チームリーダーが手榴弾使用の許可を出す→管理者が取り出して次の人に渡す→次の人が投擲位置  まで運ぶ→ピンを抜く、というまさにチームワークが養われる訓練だった。

  なお、人数の都合で手榴弾を投げる役割が割り振られた人物はいなかった。
  手榴弾がピンを抜いた人物の手の上で爆発した瞬間チームの心は一つになったと感じた。

 ・実戦訓練
  新兵器コミー基地突入転送装置防衛任務を行う。
  この装置は近場で最もコミー的な存在のそばに転送する装置だそうだ。
  コミー基地突入部隊が転送装置を使用した後、しばらくは何もなかったのだが・・・。
  
  突然ミュータント3名と奇怪な格好をした女性が転送してきた。問答無用で彼らは我々を殺しまくった。
  転送装置が置いてある部屋が封鎖されていたため、彼らは再び転送装置で去って行った。
  
  クローンナンバーが増えた我々は部屋の中に再び現れてしまった。
  警告音が鳴り響いておりどうもこの部屋は機密保持のために爆破されるらしい。
  起死回生の望みをかけて、我々も転送装置を使用して脱出を図った。

 外の世界(注:この反逆的な市は外の世界の知識を何故か大量に持っています)
転送装置で現れた場所では基地突入部隊の死体の山と直立したタコ型ミュータント、火星人的な存在が2体いた。
どうも彼らはスペースコミーという一団に所属しているらしい。
コミーといえば我々市民の敵だが、突入部隊を皆殺しにする程の連中である。
(幸いここはコンピューター様に監視されていないため)比較的友好に接触した。
本数があって足を舐めるのは中々の苦労だったが、しばらくして彼らは空を見上げると転送装置を使い去って行ってしまった。
  
我々も空を見上げると、何と上空から月が落ちてきているではないか。

スペースコミーが残していった宇宙船と融合して宇宙へと逃げる者、全てに諸行無常を感じ荒野の世界へと旅立つもの、ただただ困惑する者等がいたが、私は大胆にも銃器強化アンテナ改つけたビームガンを最大出力で撃つことで月を破壊しようと試みた。
  
しかし全宇宙の毒電波を集めたビームも月を破壊するまでには至らず、
毒電波の余波と月が地上に落ちた衝撃をまともに浴びてで私の頭は真っ白になった…。
 
全てが荒野となった世界でも私は幸福である。なぜならパーフェクトハッピー市民はいつも幸福だからだ。さて、また輝く玉座の側で永遠にトランペットを吹きながら踊り狂う仕事に戻らなければ…。
  {この日記はここで途絶えている}

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